-今更聞けないワインの基本【第7回:当たり年と外れ年】---
みなさんこんにちはー!
今更聞けないワインの基本
第7回の今日は【当たり年と外れ年】
さぁ話がどんどん深くなっていきますよー
ヴィンテージという大きな概念
「このワインは何年もののワインですね」
「君の誕生年と同じヴィンテージワインを用意したよ」
なんて素敵な言葉もあるくらい
ワインはヴィンテージが重要視されるお酒。
ヴィンテージ(英:vintage)はワインの用語で
「収穫年」という意味の単語。
いつに収穫されたかの表示です。
ラベルに書かれている4桁の数字が
ヴィンテージというわけです。
ヴィンテージによる違い
「じゃあこの年代が違うと何が違うんだよ」
というと、ワインに使われるブドウの味が違います。
ワインの原料となるブドウの味が変わると
当然ワインの味わいも変わっていくもの。
「じゃあなんでブドウの味が変わるんだよ」
というと、一言で言うなら天候です。
よく言われる原因として
- 夏〜秋に日照時間が多かった
- 収穫時期に雨が降らなかった
とか色々あるんですけど今回はスルーで。
要は晴れていれば元気に育つんだよ。
はずれ年は『ハズレ』じゃない
ワインの違いはブドウの違い
なので
- 当たり年・・・天気が良くブドウの出来が良かった年
- 外れ年・・・・天気が悪くブドウの出来が悪かった年
という違いでした。
「え、じゃあ当たり年が美味しくてハズレ年が不味いの?」
と思ってしまいがちですが…そういうわけじゃない!
「今年ブドウの出来悪かったから多分美味しくないけど…
納期迫ってるし、このままリリースしちゃえー!」
なんて事言う醸造家いたら嫌だもんね。
もちろん外れ年には外れ年なりの作られ方があるのですよ。
- 当たり年のワインとブレンドして味を整える
- 補糖などをして甘さやアルコールを補う
試行錯誤して美味しいワインを作ります。
決して味の美味しさの『当たり』『外れ』ではないというわけです。
当たり年と外れ年の違い
「じゃあ結果何が違うんだよ」
というと飲み頃が変わってきます。
外れ年だとポテンシャルをあげるために
バランスを調整してあげてるので
少し若い=時間の経っていないワインも
比較的美味しく飲むことができます。
逆に当たり年だとポテンシャルが高く
熟成をさせないと実力を発揮しないので
熟成した=時間の経ったワインが飲み頃。
種類によって飲み頃の熟成期間はそれぞれ違いますが
完璧なタイミングで飲み頃を迎えたワインは
イメージがガラッと覆されてしまうほど。
当たり年にしか出せない魅力ですのよ。
あぁ…たまにはお高いワインを飲んでみたい…(°▽°)
そして、当然といいますか
当たり年のワインは高いです。まぁお高いです。
「なんでたった1本にこんな値段するんだ畜生が」
とソムリエ目指す人間にあるまじき暴言を
吐いてしまいたくなる程のお値段しちゃいます。
ヴィンテージチャート
当たり年、外れ年を年代、地域別にまとめたものを
「ヴィンテージチャート」と言いますが
ヴィンテージチャートはネットの色々なサイトで確認可能です。
僕が一番利用してるのはこのサイト。
フランスだけのヴィンテージチャートがまとめられています。
今回の1番上に貼ってる画像はその一例です。
見てるだけで楽しいよね。あ、そんなことない?
まぁ…ワインよく飲むようになって
興味が出てきたら是非見てみてください。
それではー(°▽°)
次回